ちょっと疲れた時やアイデアに詰まった時、何かをやり切った時、ただぼっ〜っとしたい時、私はベランダでキャンドルを灯す。ただ揺れる灯りを見ているだけなんだけど、心が整理されたり、違う視点のアイデアが生まれる。私は無宗教だけれど、何かを祈るためにキャンドルを灯す。夜のベランダはまるで教会や神社やお寺のように、満ちた空気が流れる。
宮古島に住んでる息子はキャンドルを作っている。彼の作る光は、10年以上前宮古島に住んでた頃に見た大きな大きな天の川を思い出す。ここ数週間、私の祈らずにいれない気持ちを、キャンドルが和らげてくれています。
今日は選挙行こうね。
いい日曜日を。
いま柚木麻子さんの『らんたん』という本を読んでいる。女子教育に尽力した河井道をモデルに、その周りの実在した女性たちが登場する小説で、このタイミングに手に取ることができて嬉しい限り。選挙に行けることも彼女たちが火を灯してくれたからであり、その渡された灯りを消さないためにどうするかと悩みながら、わたしも祈るような日々を送っています。(もも)
にちようびのエビ
編んだり縫ったり、アクセサリーやリメイクお洋服を作る岩切エミとの連載よみもの。日曜日更新です。
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