「これは食べない」を選ぶことも、体作りのひとつ

体にいいから「これを食べる」という選択肢があるなら、「これを食べない」という体作りのための選択もあるかもしれない

近所のパン屋さんの前を久しぶりに通ったら、おにぎり屋さんになっていた。それでふと思い出したのは、生食パン全盛期の頃(あれは何年くらい前なんだろう)、弟がグルテンフリー生活を始めたこと。「グルテンフリー」とはグルテンを摂取しない食生活または、グルテンを含まない食品のことをいうそう
彼とご飯しようとすると食べられないもの山盛りだった。パンやクッキーはもちろん、パスタにうどんにラーメン、天ぷらや餃子にお好み焼き、などなど。小麦粉ってこんなに色んなものに入っているんだと改めて知ることになった。半年間、完全にグルテンフリーをしたらすっかり体調が良くなったと言って、今はゆるグルテンフリーの人になっている。

弟には具体的にどんな体調不良があって、グルテンフリーをすることでどんな効果があったかは忘れてしまったけれど、知り合いにも最近グルテンフリーを始めた人が数人いる。そのうちの一人はパン中毒だったのに…大好きなパンを制限するんだから、どうにか体調が回復しますようにと願っています。

食べるものが体を作るから、美味しいや好きはもちろん、自分の体にあったものを探したい。それにきっと、いくら体に良いものでも、バランスを考えないといけないんだろうな〜。夏は体調を崩しやすいので、体と相談しながら乗り切りましょ。

いい日曜日を。

友人のひとりに、「何食べに行く?」と聞くと「ちょっと待って。お腹と相談するから。」と言ってお腹を触りながら考える人がいて。街角で、お腹に手を当ててじっと考える友人と、それを見つめるわたしの姿。何年も会ってないのに「体と相談」というフレーズを聞くたびに、その場面を思い出します。(もも)

にちようびのエビ
編んだり縫ったり、アクセサリーやリメイクお洋服を作る岩切エミとの連載よみもの。日曜日更新です。
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