日常の大切な営み

祈りのための手仕事を教えてもらう。

久しぶりにバリ島に行って来た。長くお付き合いしているバリの家族がいる。ある午後、親戚の女の人達が集まってお供物を作っていたので、教えてもらって一緒に作ってみることになった。

椰子の葉で四角い箱を作って飾りを付けてお花やお米を入れてお供えする。葉っぱには切り込みが入っていてそれを折って四角を作り底を付ける。その上に丸く巻いた物を5個付けて最後に飾りを付ける。きっと昔は違っていたんだろうけど、今はホッチキスでバチバチ留めていく。バリ島では特別なセレモニーだけではなく毎日これをお供えして祈る。

この四角箱の事を「チャナン チュベール」と言うらしい。

手は忙しくバチバチ留ながらお喋りも忙しい。私にはちんぷんかんぷんなバリ語だけど、きっと家族の事やあれこれここで情報交換してるんだろうなぁ。最後の方は「エミサン グー!」と言ってもらえるようになった。一緒に手仕事するのは親しくなった気がするなぁ。一足先に夏楽しんで来ました。

いい日曜日を。

バリの友人は「自分がいま幸せなのは、毎日お祈りをしてるから」と言っていた。そう思えるのはきっと、お祈りすることで自分や周りの人の幸せについて考えることに時間を使っているからだろうなと、わたしは思った。いつも幸せを意識してるんだろうと思った。
例えば1日5分「幸せ意識時間」に使ったとしたら、年間で30時間以上は幸せについて考えているってことになる。それはとってもすごいことだよね。(もも)

にちようびのエビ
編んだり縫ったり、アクセサリーやリメイクお洋服を作る岩切エミとの連載よみもの。日曜日更新です。
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