ひと針に祈りを込める

背中のハートマークの意味

前回の「祈り」についてのコメントにあった「幸せ意識時間」という言葉を読んで思った。手仕事には祈りや幸せを意識する時間が多いかも。赤ちゃんが産まれてお祝いにベビーブランケットを作る。大好きな人にマフラーを編む。戦争に行く人のために赤い糸で千人針を刺す。祈りを、手を動かしながら込める。

私のリメイクのお洋服には、ひとつずつブランドタグの代わりに背守りを付けている。誰かがいらなくなったセーターが誰かの役に立ちますように、と小さな祈りをのせている。

いい日曜日を。

わたしたちも毎日ちょっとしたお祈りはしている。「おいしくなーれ」と料理をしたり、「いってらっしゃい」と安全を願って送り出したり、生活の中でも何かしながら祈ることはできる気がしている。それでも、バリの人のようにわざわざお祈りのために時間を持つ意味ってなんだろうな〜とか考え始めてしまった。あっ、バリの人のお祈りについては、前回の投稿に書いています。よかったら、そちらも見てくださいね!(もも)

にちようびのエビ
編んだり縫ったり、アクセサリーやリメイクお洋服を作る岩切エミとの連載よみもの。日曜日更新です。
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