暮らしと繋がっていること

編んだり縫ったり、アクセサリーやリメイクお洋服を作る岩切エミとの連載よみもの。日曜日更新。

父がわたしに伝えたかったことが、大人になってわかるようになった

私の父は、デモや集会で先頭でメガフォン持って叫んでるような人だった。決して自分の考えや支援する政党を押し付けるようことはなかったが、「政治と暮らしは繋がっている」「政治は国民のためのものだ」とよく言っていた。

若い頃は父に叱られるのが嫌で選挙に行っていた。大人になって仕事をするようになって子どもを持つようになって、父が伝えたかったことがわかるように思う。私たちの暮らしの中には、政府が決めた事が色々関わってくる。そんな事柄について、家族や友達と自分たちの国の話が普通に出来るようになるといいなぁ。そして戦争のない世界を強く願う。

近く来ると言われてる日曜日投票の選挙、唯一直接参加できる権利捨てないで欲しいな。
いい日曜日を。

日々暮らしていても、あらゆるところに分断が生まれそうな気配がある。それを回避するためには、小さいコミュニケーションの積み重ねが必要だなと実感しているから、日々のおしゃべりなんかは特に大切にしたい。政治の話も、天気の話と同じくらい誰とでも気軽にできるといいのにな〜。(もも)

岩切エミ
大阪生まれ。多くのファッションメーカーの商品企画、開発に携わり、99年にオリジナルブランド を立ち上げリメイクを中心とした物作りする。
著書に『ちょっと かぎ針編み』『アクセサリークロッシェ』『大人のドールつくり』など。
Instagram:@emi_i.tokyo

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