こつこつやるしかないのかもしれません。
織物をやっている知人の展示会に行く。織物って一回くらいしかやったことないから、知識も技術もない。同じ手芸だからプロならわかるでしょと思うかもしれないけど、織物の柄がどうやって出来ているのかもちんぷんかんぷんだ。前回のコメントに書いてあった「簡単なことも慣れない人にはハードルが高いこともある」でいうと、わたしが縫ったり編んだりが日常なのと同じように、織りをやる人にとっても難しい作業ではないんだろうな。
「好きこそものの上手なれ」とか「習うより慣れろ」という言葉があるけれど、それはどれだけ長い時間をかけたか、繰り返し何度もやったか、ということなんだろう。簡単だなって思うまでには、好きな事をこつこつ続けたり、手や体が覚えるまでやり続けるしかないのかもしれない。そんな風に思いながら、美しい織物を眺めました。
こつこついい日曜日を。
わたしは面倒くさがりだから、コツコツ作業をする場合「もっと効率の良いやり方があるのでは」などと、近道を探そうとする癖がある。その近道探しで、とんでもなく時間が過ぎてしまうのは何度も体験済み。だから本当はわかっている、地道にコツコツやるのがいちばんの近道だってことぐらい。それでも近道を探しはやめられないんだよね〜。(もも)
にちようびのエビ
編んだり縫ったり、アクセサリーやリメイクお洋服を作る岩切エミとの連載よみもの。日曜日更新です。
岩切エミInstagram